仏教には、日蓮宗、浄土真宗など様々な宗派があります。●●宗××派というふうに掲げているところが多いので、「仏教にもいろいろあるんだ」くらいには一目で理解できます。
一方、神道はどうでしょうか。一見すると全国全神社統一されている感じがします。しかしながら、神道にも流派があります。そのいくつかをご紹介いたします。
神社神道(じんじゃしんとう)
神社を中心に、氏子・崇敬者などによる組織によって祭祀儀礼を行います。
神社の大半は多くの神社の総意のもとに設立された神社本庁に属しています。都道府県には神社庁が設けられていて、本庁から各県の庁へ、各庁から各神社へという流れでたくさんある神社を統一しています。
単に「神道」という場合、神社神道を指し、私達が参拝している神社のほとんどもこの神社神道になります。
その他の流派
教派神道
神道十三派(しんとうじゅうさんぱ)に代表される神道系新宗教教団のことです。幕末期に起こり、明治時代に教派として公認された14の神道系教団を指します(のちに13団体となる)。
宮廷神道
天皇が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的におこなう祭祀を中心とした神道です。
この他にも、吉田神道や土御門神道などもあります。