なぜ歴史上の人物を神様としてお祀りするの?

神社に祀られている”神様”というと人智を超えた存在をイメージするかもしれません。しかし、歴史上の人物を神様として祀っている神社は多くあります。
その最たる例が菅原道真を祀る太宰府天満宮ですが、どうして実在の人物を神様として祀るのでしょうか?

人を神様として祀る理由

鎮魂のため
これは、菅原道真がとても有名です。太宰府に左遷となり失意のうちに病に倒れました。彼の死後に病が流行すると道真の祟りと人々は恐れました。
輝かしい業績を讃えるため
日光東照宮に祀られている徳川家康がこのパターンです。武将を祀った神社が多くありますが、優れた力を持った人物を神様として崇めると自分にもその力を分け与えられると考えられていたためです。

歴史上の人物を祀る神社(=神となった人々)

鎮魂のため 業績を讃えるため
菅原道真(太宰府天満宮など) 黒田長政(光雲神社)
平将門(御首神社など) 徳川家康(日光東照宮など)
崇徳天皇(白峰宮など) 明治天皇(明治神宮)

江戸時代以降になると、藩主などの指導者を崇敬の対象として祀る例が増えていきました。近くの神社の御祭神も実在の人物かもしれません。

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