春の季節が近づいてきましたね。
福岡の神社でも春に行われる行事の1つに「春祭り」というものがあります。
春祭りとはその年の農耕の始まりを神様にお告げし、実りの秋を迎える事ができるようにお願いするといった行事です。
また、日本人にとって4月は一年の始まりです。春祭りは一年の無事を祈るお祭りでもあるのです。
今回福岡の春祭りはどういったものがあるのか調べてきましたのでご覧ください。
・住吉神社の「御田祭(おんださい)」
五穀(米・麦・粟・豆・きび)の豊穣・豊作を祈る御田祭を斎行し、御神前にお供えした荒米〈籾〉を御田に播く所作をし、五穀の豊穣を祈念します。祭典終了後には、福岡県指定の無形文化財「岩戸神楽」が奉納されます。
・宗像大社の「春季大祭」
農家の種蒔きの時期にあたり、一年の五穀豊穣を祈って「主基(すき)地方風俗舞」と地元中学生による「浦安(うらやす)舞」が奉奏されます。
・宮地嶽神社の「春季大祭」
衣冠を着装した神職さんと、優美な装束をまとった巫女により厳粛な祭典が行れ、人々の健康と五穀豊穣をお祈りします。
・飯盛神社の「春季例大祭奉祝神楽(カグラサイ)祭」
祈念地祭、五穀豊穣・国土繁栄を祈って、神楽を奏します。
児童等の無病息災を祈念する御先祓いの舞や、約10メートルの竹上に登り、四方舞をする湯立神楽(ゆたてかぐら)が行われます。