神社に祀られている様々な神様が登場する日本神話。有名な神話の1つとしてオオクニヌシが因幡へ行く途中に怪我したウサギに傷を治すアドバイスをして助ける「因幡の白兎」があります。その他にもアマテラスが天の岩戸に隠れてしまう話や、スサノオがヤマタノオロチを退治して生贄にされそうだったクシナダヒメと結ばれる話など、一度は聞いたことがあると思います。
こうした神話のほとんどは、8世紀に成立した「古事記」や「日本書紀」がベースとなっています。「古事記」の上巻には、天地の創成にはじまり、アマテラスやオオクニヌシなど日本神話の神様の物語が記されています。
これらの物語は各地方の伝承を集めたものも多いのですが、同じ神様の物語でも各地に残っている言い伝えとはところどころ違いがあるそうです。「古事記」と「日本書紀」でも違いがあるので、比べてみるとおもしろいと思います。