神社の境内にある小さな神社は何?

境内の小さな神社

神社に参拝した際に、境内に個別の社殿や祠(ほこら)を構えて祀られている小さな神社を見かけます。このような小さな社は摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)といいます。摂社、末社も本社に附属する神社で、本社の管理下にある小規模神社の呼称として用いられています。
戦前の旧官国幣社(かんこくへいしゃ)においては、摂社と末社を区分する基準が設けられてましたが、現在では特に両者を区分する規定はありません。


櫛田神社の末社です。境内にある摂社・末社は境内社と呼び、このように多くの末社がある神社もあります。

摂社、末社の神様

摂社・末社として祀られている神様は次のように分けることができます。

御祭神と縁故のある神々
御祭神の祖神(おやがみ)や御子神、神話伝承上で御祭神に助力したなどの特別な関係が語られている神々です。一般的には、この場合を摂社と呼ぶそうです。

全国的に霊験(れいげん)で知られた神々
病気治し火難盗難除けなど特別な力を持つ神々や、特定の職業や職能の守護神など、専門的な力を持つ神々です。

地域内に祭られていた神々
現在の御祭神の前にその土地に鎮座していた土地神様。

摂社・末社は本社に比べて規模は小さいですが、本社と同じくお祀りして、その神様のお力を頂いていると思っていただければよいと思います。

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