「志賀海神社」(しかうみじんじゃ)について
黄泉の国から帰った伊邪那岐命(イザナギノミコト)の禊祓(みそぎはらえ)によって出現した綿津見三神(わたつみさんしん)を奉る神社です。
※同じタイミングで誕生したアマテラスやツクヨミ、スサノオ、博多にある住吉神社の住吉三神の兄弟みたいなものですね。
全国の綿津見神社、海神社の総本社を称しており、「海神の総本社」「龍の都」と称えられ、博多湾を見守る神社として篤く信仰されています。
ある意味ものすごいことに創建は不詳。(歴史がありすぎる様子。2~4世紀にできたというお話も。)
綿津見三神(わたつみさんしん)の記述は古事記、日本書紀にもあり代々神社で宮司を務めているのは昔の筑前国糟屋郡阿曇郷(現在の福岡市東部)地方の有力氏族、阿曇氏(あずみうじ、安曇氏)一族の方々。
神社自体、海を見守る社らしく志賀島から海が見渡せる場所に建っています。
ご祭神
綿津見三神 (わたつみさんしん)※下記に各々を記載。 |
ワタツミ・ワダツミ(海神・綿津見)というのが海の神様の事です。
海上交通の安全、魚介類といった海産物のお恵みをもたらす神とされているため船乗り、漁師などに特に信仰されます。 |
「表津綿津見神 (うはつわたつみのかみ) 」 |
綿津見三神の一柱。 海の表(海面)担当(司る)神様。 |
「仲津綿津見神 (なかつわたつみのかみ) 」 |
綿津見三神の一柱。 海の中(海中)担当(司る)神様。 |
「底津綿津見神 (そこつわたつみのかみ) 」 |
綿津見三神の一柱。 海の底(海底)担当(司る)神様。 |
鳥居
ちょこっとした小山にある志賀海神社の鳥居。この鳥居の向かって右側100mほどの地点はもう海。
本当に海沿いにある神社です。
鳥居のすぐ脇には「清め砂」が。これを肩にかけてから鳥居をくぐります。
境内
鳥居をくぐってから直線的に階段、通路が続きます。
通路を逆から見下ろしたところ。
当日は快晴ということもあり、階段を登り切ったあたりの通路から見える海景色がとても綺麗でした。
拝殿
早速お参りというところで、お賽銭箱の手前にも「清め砂」が。再度、砂を肩にかけてからお参り。
志賀海神社 沖津宮(おきつぐう)
志賀島の北側に「志賀海神社 沖津宮(おきつぐう)」があるのですが、こちらちょっとした離れ小島にあり1日に数回ある引き潮の時しか徒歩で渡る道が現れないとのこと。
その場に行ったのはお昼前ごろだったのですが、当日の引き潮は早朝と夕方ということで今回は残念ながら断念しました。
ちょっとくらい濡れてもいいかなの覚悟だったのですが波の高さ等見ましたがあれは泳いでも渡れないレベルと判断。
御朱印
初穂料は300円でした。
来訪時の交通機関について
車
自由に観光したいならやはり車がおすすめ。
志賀島は大して大きな島でもないのですが、観光施設は基本的に海沿いにが固まっているため自然と島外周を周るようなことになりますが、その時には車が便利でしょう。
市営渡船
島に渡るだけなら博多ふ頭などから船が出ています。
志賀海神社は船着き場から徒歩で30分ほどかと思います。
西鉄バス
天神からなら西鉄バス直通があり。
そのあとは、志賀島にある島内バスで各所を周れます。
主要な観光地はこれで周ることもできますが、本数はそれほど多くなく、各バス停に2時間に1本くるくらいのものとなっています。
周辺のお店等
地域の小さなカフェなどはありましたが、がっつりご飯が食べれそうなところは最寄りにはなしですが、少し南(船着き場がある)のほうに戻れば食堂など多々あり。
志賀島で神社と真逆の海岸に海水浴場、旅館などが固まっている個所があるのでそこで海を見ながら食事、休憩等も可能です。(徒歩だとつらい距離なので、車、バスで移動を推奨)
場所
〒811-0323 福岡県福岡市東区志賀島877