織幡神社(おりはたじんじゃ)-宗像市

「織幡神社」について

宗像市鐘崎の先端に突出した佐屋形山に鎮座する織幡神社は、延長5年(927年)に「延喜式神明帳」にまとめられた筑前国十九式内社の内、宗像郡4座の明神大社として記録されている古社です。中座に武内大臣、住吉大神、志賀大神を祀り、天照皇大神、宗像大神、香椎大神、八幡大神、壹岐眞根子臣を配祀しています。
また武内大臣は神功皇后の三韓征伐の折、軍隊を整え御神力にて赤白2流の異敵退散の軍旗を織ったとされています。宗像大菩薩の竹竿につけ、異敵を退散させたことから「織幡」の由来とされています。

西日本の海女さん発祥の地としても知られており、地元民から”シキハン様”の呼び名で親しまれているみたいです。

御祭神

武内大臣(たけうちのおおおみ)
住吉大神(すみよしのおおかみ)
志賀大神(しかのおおかみ)
天照皇大神(あまてらすすめのおおかみ)
宗像大神(むなかたのおおかみ)
香椎大神(かしいのおおかみ)
八幡大神(やはたのおおかみ)
壹岐眞根子臣(いきのまねこのおみ)

そのうち主祭神の武内大臣は、神功皇后を助け三韓出兵を行った武人です。

境内

正面から見ると白い鳥居に厳かな狛犬、赤い柵と緑の木々がとても美しいです。

宗像郡内でも宗像大社に次ぐ神社として記録されているみたいです!

写真では伝わりづらいですが実際に足を運んでみると、長い階段がたたずむ光景のインパクトはすごかったです。。。

右の見える木の箱の中に御朱印がありました。御朱印帳をお持ちの方はご持参ください。

見どころ

織幡神社は岬に位置する場所なので海の眺めもすごくいいです。見晴らしの良い場所へ。
鐘崎海水浴場を一望できます。
波の音と、鳥の鳴き声に落ち着いた時間を過ごせて気持ちよかったです。

上ってきた階段を見下ろすとこんな感じです。
鐘崎漁港を眺めることできます。

運が良ければ沖ノ島が見える!?

本殿の裏になにやら山中に続く小道があり、そこを抜けると見晴らしの良いちょっとした展望台のような場所へ行けます。
晴れていれば世界遺産に登録されている沖ノ島を眺めることができるので、天気の良いときに来られた際はぜひこちらも足を運んでみては。
(かなり目を凝らしてうっすらと沖ノ島の影を見ることができました)
※道は舗装されておらず手作りの階段等しかないため足元に注意が必要です。スニーカーや運動靴が無難そうです。

山道の様子です。

下を覗いてみましたが、結構な崖で危なかったです。

地の島の奥に沖ノ島が見えることを表している手書きの看板。

来訪時の交通機関について

公共交通機関を利用するのであれば、JRとバスを併用する形になると思います。
神社のすぐそばにバス停がありますが、かなり本数が少ないため注意が必要です。
神社の目の前には駐車場があるので自家用車で来るのが無難と思われます。

場所

〒811-3512 福岡県宗像市鐘崎 字岬224