大富神社(おおとみじんじゃ) – 豊前市

大富神社(おおとみじんじゃ)について

「大富神社」は、旧豊前国内の大社(元、県社)で、古くは宗像大神(田心姫・湍津姫・市杵島姫)を御祭神として祀っていましたが、後に八幡大神(誉田天皇・仲哀天皇・神功皇后)、住吉大神(表筒男・中筒男・底筒男・斎主)を合祀したといわれています。天皇の使者である勅使が宇佐神宮へ赴いた際に、水を汲んで献上したという井戸「勅使井(ちょくしゐ)」が境内に残り、現在でも水が献上され続けているのだとか!そして大富神社といえば、「大富神社春季神幸祭」も有名です。天平12年(740年)の藤原広嗣の乱の平定をきっかけに始まった神幸祭は豊前市最大級の規模を誇るお祭りで、2年に1度「感応楽(かんのうがく)」が奉納されます。感応楽は腰蓑(こしみの)や赤熊(しゃぐま)を身に着けた人々が、お囃子に合わせて太鼓を叩いたり、約1.5mもある大きなうちわを激しく振りながら舞うもので、県の無形民俗文化財に指定されています。

祭事

  • 節分祭 2月3日
  • 春季神幸祭(八屋祇園) 4月29日 – 5月1日
    • 豊前感応楽 西暦偶数年の4月30 – 5月1日 (国の選択無形民俗文化財、県重要無形文化財) — 天平13年(741年)に始まり、戦国時代に一時中断したが、延宝5年(1677年)に再興した。元は6月末の夏越の大祓の神事として行われていたが、明治初年より4月末の神幸祭とともに行われるようになった。
  • 抜穂祭 9月

アクセス

アクセス

交通アクセス:椎田南ICより国道10号線を大分方面に直進約5分、「横矢橋」交差点を右折後2分程度直進のち右折(看板あり)
Tel:0979-83-3450
住所:福岡県豊前市大字四郎丸256