和布刈神社は北九州市門司にある神社です。
別名「速門社」(はやとのみや)とも言われます。
福岡から山口を繋ぐ関門海峡の入り口にあり、
ここからは海を見渡すことができます。
毎年、神様へワカメを供える「和布刈神事」が行われており、
福岡県の無形文化財にも登録されています。
和布刈神社の歴史
神功皇后の三韓征伐後奉祀されたもので200年頃に創建されたと社伝では伝えられています。
1767年に小倉藩主小笠原忠総の寄進によって現在の社殿へと再建されました。
見どころ
和布刈神事
和布刈神事は1800年行われている行事で、
毎年旧暦元日に神職が関門海峡の海岸でワカメを採り、
神前に供えるといったものです。
瀬戸内海にある2つの島、満珠島・干珠島(まんじゅしま・かんじゅしま)
をワカメで見立てるそうです。
海に向かって立っている鳥居と、その直前の階段(海に続いている)
海に向かって鳥居がたち、階段が続いていました。海と関係する儀式で利用するのでしょうか。
関門海峡で後述の海洋散骨も執り行われるらしいのでその際などにも利用されるのかもしれません。
海洋散骨
和布刈神社では散骨のなかでも珍しい海洋散骨が行われています。
最後は自然に帰りたいと思う人や、お墓にお金をかけたくない、残された人に迷惑をかけたくないといった理由で海洋散骨を利用される方が多くいらっしゃるようです。
また、供養祭も年に3回行われています。
人形供養
大切にいていた為むやみに捨てられない人形がある人のために
人形供養を行うことができます。
また、供養された人形は児童施設に寄付され、子供たちへと渡っていきます。
ご利益
・交通安全
・縁結び
警固神社へのアクセス
・車でのアクセス
門司港駅より車で約7分
・門司港観光レトロ列車
関門海峡めかり駅より徒歩5分
住所
〒801-0855 福岡県北九州市門司区大字門司3492番地