香椎宮について
香椎宮は仲哀天皇九年(200)、神功皇后躬ら祠を建て、仲哀天皇の神霊を祀給うたのが起源であります。
神功皇后の宮は元正天皇の養老七年(723)に皇后御自身の御神託により、朝廷が九州に詔して社殿の造営を創め聖武天皇の神亀元年(724)に竣工したもので、此の両宮を併せて香椎廟と称しました。
明治以来には官幣大社香椎宮、戦後は香椎宮と称しております。
香椎宮の起源
当宮の起源を申しますと、おおよそ西暦200年、今から1800年前にさかのぼります。
当宮御祭神である仲哀天皇(足仲彦天皇 タラシナカツヒコスメラミコト 14代)は、熊襲の反乱を鎮めるべく、神功皇后共々この香椎の地(筑紫 橿日宮)におこしになられました(仲哀天皇8年 199年)。しかし、志なかば仲哀天皇はこの香椎の地にて崩御されました(住吉大神の御神託)。
その後、神功皇后(気長足姫尊 オキナガタラシヒメノミコト)は神のお告げを受けて、海を渡り新羅を平定され、凱旋後、仲哀天皇様の御霊をしずめるべく神功皇后自らお祭されたのが香椎宮の起源となります。
香椎宮の由来
神功皇后は凱旋後、宇美にて皇子、後の八幡大明神・15代応神天皇様(誉田別命ホムタワケノミコト)をお産みになられます。八幡信仰は、後に源氏の氏神・戦神として全国広く信仰されるわけですが、そのため当宮は八幡様の親神様といわれております。
また当宮は古くは「香椎廟」と呼ばれ、朝廷より特別な待遇を受けておりました。そのため、延喜式神名帳には記載されておりません。正式に「香椎宮」となったのは明治以後でございます。
ご利益
安産
武運長久
年間行事
月次祭・・・毎月 1日
6日(仲哀天皇御命日)
17日(神功皇后御命日)
いずれの日も、午前9時より
歳旦祭・・・ 1月 1日(午前3時より)
節分祭・・・ 2月 3日(午後1時と午後4時の2回)
紀元祭・・・ 2月11日(午前9時より)
祈年祭・・・ 2月17日(午前10時より)
古宮祭・・・ 3月 6日(午前10時より)
12月 6日(午前10時より)
仲哀天皇の御正忌日を祀る行事
春季氏子大祭・・・ 4月17日に近い日曜
※隔年に御神幸式あり
追遠会記念祭・・・ 4月29日(午前10時より)
軍艦香椎慰霊祭・・・ 5月12日(午前10時より)
扇としょうぶ祭・・・6月の第2土曜・日曜
夏越の大祓式・・・ 6月30日(午後4時より)
秋季氏子大祭・・・ 10月17日に近い日曜
※流鏑馬神事あり
例祭・・・ 10月29日(午前10時より)
※畏き辺りよりの御幣帛を献じての御祭
文化の日祭・・・ 11月 3日(午前9時より)
御加列記念祭・・・ 11月10日(午前9時より)
新嘗祭・・・ 11月23日(午前10時より)
天長祭・・・ 12月23日(午前9時より)
御煤拂祭・・・ 12月29日(午前9時より)
師走の大祓式・・・12月31日(午後4時より)
除夜祭・・・12月31日(午後4時30分より)
香椎宮へのアクセス
JR香椎神宮駅から徒歩4分
西鉄香椎宮前駅から徒歩約15分
JR香椎駅から徒歩約20分
住所
・福岡市東区香椎4-16-1