白山神社(糸島)について
糸島市の白山神社(はくさんじんじゃ)は福岡県糸島市にある神社で、縁結びの神様として知られる菊理姫命(ククリヒメノミコト)を主祭神とし、日本の始祖神とも言うべき夫婦神の伊奘諾尊(イザナギノミコト) / 伊奘冉尊(イザナミノミコト)のも含めた三柱を祀っている神社となります。
この三柱の関係として、ざっくり言いますと
ただしそこで目にしたのは、既に黄泉の国の住人として変わり果てた妻の姿でした。
それに恐れをなして逃げ帰ろうとするイザナギノミコトでしたが怒ったイザナミノミコトが追いかけきて泉津平坂(よもつひらさか)で口論となります。
そんなところに現れたのがククリヒメノミコトで、ククリヒメノミコトが何かを耳打ちすると双方とも収まりイザナギノミコトは地上に帰っていきます。」
こういったお話からククリヒメノミコトは夫婦神を仲裁、仲直りさせた縁結びの神様となりました。
ちなみに全国の数多くある白山神社の総本社は石川県にある「白山比め神社」となります。
ご祭神
菊理姫命(ククリヒメノミコト) | 日本書紀にちょっとだけ出てくる詳細不明の神様なのですが、何故か(神様に対して失礼)全国の白山神社で祀られているお方です。
同神社にて祀られている伊奘諾尊(イザナギノミコト)、伊奘冉尊(イザナミノミコト)夫婦の仲を取り持ったということで縁結びの神様となりました。 |
伊奘諾尊(イザナギノミコト) | 日本列島を棒(矛)でかき混ぜ作り、その後に生まれるたくさんの神様の父親となった、日本国の祖といえる男性神。 |
伊奘冉尊(イザナミノミコト) | 日本列島を棒(矛)でかき混ぜ作り、その後に生まれるたくさんの神様の母親となった、日本国の祖といえる女性神。 |
拝殿と本殿
拝殿・・・お賽銭入れてお参りするところ。
本殿・・・神さまのご神体が安置されている場所。
こちらが拝殿の全体像、地味に嬉しかったのが写真にも写っていますがお賽銭箱の前に額縁のようなものがあるのわかりますでしょうか。
こちら参拝の作法マニュアル。「二礼二拍手一礼」のやり方が載っており久々に神社にいってうろ覚えだった作法を思い出すことがありました。
また、拝殿の奥の方に見える鏡ですがこれは御神体だったのかなと後から思いました。
通常は拝殿の更に後ろ(奥)にある本殿に配置されていると思うのですが(お祭りや新年とかには拝殿に出てくる神社を見たことはありますが)、
なぜなんでもない日にご神体らしくものがあったのか気になることころではありました。
こちら拝殿の全体像
こちら拡大像。
お賽銭箱の前に拝礼の作法を書いてくれてあるボードが。優しみが溢れています。
そして、奥の方にご神体?に見えなくもない鏡が割と丸見えに。これは普段からそこにあるものなのか否か。
後ろに見えるのは御本殿。
個人的に御本殿は規則などなかったとしてもがっつり写真を取るのは恐れ多いという心情が強いです。
ただ、本殿の屋根部分の日本建築、千木、鰹木の部分が和を感じさせてくれるので大好きです。
合祀社
白山神社に周辺地域のあまり管理されていない神社多数の合祀社もありました。
御朱印
白山神社(糸島)の御朱印も頂きました。初穂料300円にて。
来訪時の交通機関について
駅もやや遠く、車での来訪が吉かと。
国道からの経路道幅は狭からず、広からずという具合ですが割とたどり着けました。
また、こちらの神社は駐車場もあり(4,5台は停まれるかと)、新年などの混む時期を避ければ車での参拝は問題なさそうです。
下記のような駐車場の看板も目立つ位置にありますし。
周辺のお店等
残念ながら周りは民家と畑などしかなく、休憩できるようなお店はありませんでした。
その他
白山神社では毎月1日、15日の午前10時に月次祭(つきなみさい)を執り行っています。
受付は30分前より開始しており、ご参列の方にはそれぞれ玉串をお供え、拝礼いただくとのことでした。
参加の初穂料(代金)は不要ですので、興味のある方は参加してみてください。
また、月次祭の参列者には撤下品(読み方:てっかひん、意味:神前からのお下がりの品)として祭典でお供えしたお神酒を無料にて分けて頂けるとのこと。
希望の方は受付時に申して出ることができます。
ただし、神酒を入れる容器は基本持参のこと、ない場合には社務所で販売している有料の瓶子を購入することになります。
あと気になったことですが、糸島の神社をいくつか回ったのですが、結構な数にお稲荷さんが祀られていました。
このあたりはお稲荷さん信仰も強いのでしょうか。(白山神社の神社の方にお聞きしてもわからず)
場所
福岡県糸島市二丈福井4909