竈門神社(かまどじんじゃ) – 太宰府市

竈門神社(かまどじんじゃ)について

竈門神社は福岡県太宰府市にある神社です。
旧社格は官幣小社で、現在は別称を「宝満宮」「竈門宮」と呼ばれています。
登山に馴染み深い宝満山に所在する神社で、宝満山は別名竈門山(かまどやま)とも言います。
かつては有数の道場がありましたが、明治時代に施設はなくなり、
現在は宝満山信仰縁むすびの神社として知られています。

竈門神社の歴史

668年に大宰府(九州の筑前国に設置された地方行政機関)が現在地に遷された際、
鬼門(東北。、鬼が出入りする方角。)に位置する宝満山に大宰府鎮護のため八百万の神々を祀ったのが神祭の始まりといわれています。

673年に心蓮(しんれん)が山中での修行中に玉依姫命(く巫女)を見て、
朝廷にお願いしたことで、竈門神社が建てられました。

1587年、戦国時代には戦乱により、勢力は大きく衰退したされましたが、
1587年に小早川氏によって修験道の道場として再興されました。

1600年、黒田長政からの寄進を受けていましたが、
1641年に火災によってほとんどの建物を焼亡しました。
その後1650年、福岡藩2代藩主・黒田忠之によって再建されました。

見どころ

社殿は宝満山山頂の上宮、山麓の下宮からなります。

山麓(下宮)


・社務所
2012年12月に再建されており、美術館のような近代的なコンクリートとガラス張りの建物となっています。裏手に太宰府の街が一望できる展望舞台があります。夕陽が沈む景色が楽しむことができる場所です。

・愛敬(あいけい)の岩
目を閉じて左の岩から右の岩に進んで、無事に着けたら恋が叶うとされています。

・水鏡
水鏡にキレイに顔が映れば願いが成就されるとされています。

・再会の木
再開を願えば、願いが成就できるとされています。

宝満山中(上宮)

宝満山(標高829.6m)の山頂には上宮社殿があります。
山頂に登った達成感と、そこから見える景色もともなって思わずお参りしたくなります。

ご祭神

玉依姫命(たまよりひめのみこと)
神功皇后(じんぐうこうごう)
応神天皇(おうじんてんのう)

ご利益

方災除
厄除け
縁結び

神社へのアクセス

・車をご利用の場合
有料駐車場(約100台)があります。

・バスをご利用の場合
西鉄「太宰府」駅からバス(100円)が運行しています。

・徒歩の場合
西鉄「太宰府」駅から徒歩約40分です。

住所
〒818-0115 福岡県太宰府市内山883