概要
こじんまりとしていますが、60日ごとの庚申祭(こうしんさい)には多くの参拝者が訪れます。特に、初の庚申(かのえさる)の日に行われる初庚申大祭は大変な賑わいになります。
「猿」にちなんで「苦難が去る」「難を逃れる」という伝承から、受験生がお参りして縁起物のお面をいただいて合格後に返納したり、出世祈願の人がお参りをして開運(運を啓く)を願ったりすることが多いそうです。
なお、授与品は庚申祭の日にしかいただけませんのでご注意ください。
縁起
8世紀後半の平安初期の頃より中国から伝わった庚申信仰(こうしんしんこう)が宮廷貴族の間に広まり、江戸時代には庶民の間にも庚申信仰の隆盛をみ、庚申待行事(こうしんまちぎょうじ)が盛んに行われるようになりましたが、幕府の崩壊と共に自然と行われなくなりました。
こちらの勧請年月は明らかではありませんが、参道入口の両側の鳥居の石柱には「正徳三年(1713年)正月二十一日再建」の刻字が見られます。現在は風化して「歳正月二十一日」の刻字のみが確認できます。
御祭神
猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)
御利益
開運
境内の様子
拝殿です。庚申祭は、中国伝来の六十干支(ろくじっかんし)の庚申の日に執り行われます。
入口の石柱。猿の像が特徴的です。
境内にも猿の像があります。
神社へのアクセス
地下鉄をご利用の場合
藤崎駅 徒歩約1分
住所
〒810-0054
福岡市早良区藤崎1丁目1-41