八所宮(はっしょぐう)- 宗像市

概要

天照大神のご両親を始め、神代四夫婦八柱の神様をお祀りしていることから、八所宮と呼ばれています。
境内は約6.5ヘクタール、手付かずの原生林には貴重な植物が生存し、社叢(しゃそう)全体が福岡県から天然記念物の指定を受けています。

由緒等

神武天皇のご神託で674年より現在地にまつられています。神武天皇が日向国から大和国に東征する途中、現在の遠賀郡付近を通った折、御祭神達が赤馬に乗って現れ、人民を指揮し皇軍に従い、この地の守護神であることを誓ったとされます。
本殿と拝殿は宝永六年(1709年)に建築されたとされ、江戸時代中期の典型的な神社建築様式を有しています。本殿は反った屋根が前方に長く伸びる特徴の流造という形式で、全国で最も多く採用されています。拝殿は妻入で桁行が梁間より長く、宗像大社辺津宮や筥崎宮をはじめ旧筑前地域の拝殿の典型的な形式です。

御祭神

埿土煑尊(うひじにのみこと)/沙土煑尊(すひじにのみこと)
大戸之道尊(おおとのじのみこと)/大苫辺尊(おおとまべのみこと)
面足尊(おもだるのみこと)/惶根尊(かしこねのみこと)
伊奘諾尊(いざなきのみこと)/伊奘冉尊(いざなみのみこと)

御利益

交通安全
開運招福
縁結び
安産

境内の様子


入り口です。


県指定の天然記念物の社叢です。

参道をのぼりきると社殿が見えます。当日は、あいにくの天気のせいか、ほとんど人がおらず貸切状態でのんびりと参拝できました。

神社へのアクセス

〒811-4153 福岡県宗像市吉留3186