恵蘇八幡宮(えそはちまんぐう) – 朝倉市

恵蘇八幡宮(えそはちまんぐう)について

「恵蘇(えそ)八幡宮」は、応神天皇、斉明(さいめい)天皇、天智天皇を祭神として祀っている朝倉地域の総社です。毎年10月には豊作を祝う「恵蘇八幡宮神幸祭」が開催されています。神幸祭のお供である、獅子頭は、享保5年(1720年)作の優れた作品として、県の民俗文化財に指定されています。また社殿裏には円墳があり、斉明天皇を仮に葬った陵墓(りょうぼ)とする説もあります。661年、百済救済のため朝倉橘広庭宮(あさくらのたちばなのひろにわのみや)に移られた斉明(さいめい)天皇が崩御されました。中大兄皇子(なかのおおえのおうじ・後の天智天皇)は近くの御陵山(ごりょうざん)に御遺骸を仮葬され喪に服されたといわれます。この時、樹皮をつけたままの丸木で忌み殿を設けたことから、恵蘇八幡宮のある地は「木の丸殿(このまるでん)」と呼ばれるようになりました。

由来

斉明天皇は661年、百済国救援のため筑紫の朝倉橘広庭宮(あさくらたちばな)に下られた。この時随行の中大兄皇子(後の天智天皇)は国家安泰と戦勝祈願のため、宇佐神宮(大分県)に奉幣使を遣わされた。使いの一行が恵蘇山麓に達した時、天上から白旗が降り、幡に八幡大神の文字が浮かび出たことから、天降八幡なる宮社が創建された。その後、天武天皇白鳳元年(673)に斉明天皇・天智天皇を合祀し、この頃社名を恵蘇八幡宮に定めたといわれている。
現在の本殿は安永元年秋9月(1772)の改築である。
宇佐八幡宮の主祭神といえば応神天皇です。
中大兄皇子によって応神天皇が祀られたという由緒です。

アクセス

住所:朝倉市山田166
電話番号:0946-52-0557

交通アクセス:西鉄バス「杷木」行 「恵蘇ノ宿」下車 徒歩15分