十日恵比須神社(とおかえびすじんじゃ)- 福岡市

概要

県庁真正面の東公園内にあるこの神社は、古くから“商売繁盛”の御利益があることで知られ、えびす様とだいこく様が祀られています。
正月大祭は、1月8日~11日の4日間行われる博多年始の有名なお祭りで、例年、約100万人の参拝者が訪れます。

縁起

天正十九年(1591年)一月三日香椎宮大宮司の武内家隠居五右衛門(平十郎)が香椎宮・筥崎宮を参拝した帰りに、浜辺通り潮先にて二体の恵比須神の尊像を見つけました。恐れ畏まって、謹んで自宅に持ち帰りお祀りしたところ家運大いに栄えたと云われています。
翌年の文禄元年(1592年)一月十日に恵比須像を拾い上げた場所に十日恵比須神社を建立し、これが世に伝え知られて庶民の参拝が年とともに増え盛んになってきました。
のちに、昭和二十七年(1952年)十月、事代主大神(えびす様)の父神である大国主大神(だいこく様)の御分霊を出雲大社より戴き、現在では二柱の神様をお祀りしています。

御祭神

事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)

御利益

商売繁昌
縁結び

見どころ

正月大祭(1月8日~11日)
十日恵比須神社の1年はこの正月大祭から始まる云われる大きなお祭りです。毎年大勢の参拝者で賑わい、さまざまな行事が執り行われます。

夏越大祓(6月30日)
半年間に犯した罪や穢れを除き去る祓えの行事です。6月30日のみ、「大茅の輪」が設置され、茅の輪くぐりを行います。

秋季大祭(10月9日、10日)
だいこく様を称えるお祭りで、出雲大社から大国主大神の御分霊を頂いた縁日である10月9日、10日の2日間行われます。

大祓(12月31日)
半年間知らず知らずに犯した罪や心身の穢れを祓い清める神事です。

境内の様子


正月大祭(令和4年)






神社へのアクセス

地下鉄をご利用の場合
千代県庁口6番出口 徒歩5分

JR鹿児島本線をご利用の場合
吉塚駅 徒歩5分

西鉄バスをご利用の場合
千代町バス停 徒歩8分

住所
福岡市博多区東公園7-1